こんにちは。ハンドメイド工房「皮革工房禅問堂」のDaisukeです。
今回は、アウトドアガス系ギアに個性を出したい方向けに制作した当工房製品『レザー&デニムのOD缶カバー』のご紹介。
そもそもOD缶カバーって?
文字通りOutDoor用ガス缶、いわゆるOD缶を覆った状態でガス器具を使用するカバー全般のことを指します。
主にドレスアップの目的で装着されるため、お洒落を重視するキャンパーや、ご自身のキャンプギアのカラーを統一したい方向けのアイテムとなります。

ガス缶を使用中、気化熱で凍るほど冷たくなる缶から手を守る効果もあるにはある。
僕がキャンプを始めた頃は、市販品は殆ど見受けられませんでしたが、最近では昨今のキャンプブームのあおりを受けて驚くほど種類も豊富になってきました。
安価な合皮製ではありますが、100均でもカバーは販売されており、とりあえずカバーを付けてみたいという方にはグッと敷居が低くなりました。
レザー&デニムのOD缶カバー

当工房のOD缶カバーは一目でおわかりいただけるように、本革とデニム生地の異素材合わせで作成しています。
革、木、ファブリックなどの単一素材で作られている製品が多い中、異なる素材を組み合わせた当カバーは少々珍しいデザインなのではないでしょうか。
他のキャンパー方とは一風違ったアクセントをささやかに彩れるのが当工房のレザー&デニムシリーズのポイントです。
単純にデニムを張っているだけというわけではなく、レザークラフト用語で言うところの「肉盛り」に近い技法を用いて見た目と質感を向上させる工夫も盛り込んでいます。

また、ガス缶とガスギアの取り付け部である金口にあたる部分をタイトに設計し、さらに補強も加えてますので、カバー装着後にちょっと持っただけで勝手にカバーが外れてしまったり、ズレてしまったりすることはありません。
サイズ

OD缶には110サイズ、250(あるいは230)サイズ、500サイズと3種類あるように、それに合わせてカバーの方も3サイズ用意しています。
サイズ企画さえ合っていればガス缶側のメーカーは問わず装着できます。
脱着
取り付け

装着に関しては、各メーカーの OD缶に付属している保護キャップを外して被せるだけです。金口にあたる部分にカッチリと嵌るまで押し込んで下さい。
金口にあたる部分をタイトに設計していますため、保護キャップを付けたまま当製品はご使用いただけませんので、ご使用中はキャップ大切に保管してください。
余談:使用中のキャップの行き場

OD缶のプラスチックキャップは無くしがち。キャンプ撤収時に「あれ?キャップどこにやったっけ?」なんてことはよくある話。
上写真のような感じで使用中は専用ポーチに収納してギアに掛けておくことで紛失することなくスマートに保管できます。
OD缶カバーとは別売にはなりますが、このようなミニポーチもご用意しております。
取り外し

カバーを外す際には、カバー底部の縁に両手の指をかけ、缶を押し出すようにすることで外すことができます。
その際にカバー上部が歪みますが、革の性質で直ぐに元の形に戻ります。(※カバーが濡れている時は、乾くまで外さないでください。元の形に戻らないことがあります。)
メンテナンスと保管
お手入れ
頻繁なメンテナンスを行う必要はありませんが、カバーの汚れが著しい場合にのみ、表面の埃や塵を柔らかいブラシなどで払った後、薄めた中性洗剤を染み込ませた柔らかい布で拭きあげ、別の固く絞った布巾などですすぎ拭きをします。
上記のように洗った後や、雨露、またはガス缶使用時の気化熱による結露などでカバーが濡れた時は、日陰干しで乾燥させてください。
また、レザー部分に市販のミンクオイル等の革用ケア用品を塗布することは可能ですが、デニム部分に付着しすぎないようご注意ください。染みの原因となります。
保管
保管は一般的なレザー製品と同じように高温多湿・直射日光を避け、日陰の風通しの良い場所に保管して下さい。
全てのレザー製品にいえることですが、万が一にカビが発生した場合、市販の革用カビ取りクリーナーがおすすめです。
さいごに

今回は当工房製品の一つである『レザー&デニムのOD缶カバー』をご紹介させていただきました。
あなたのキャンプシーンに当製品を装着してご使用されている場面を想像してみてください。
もしお気に召していただけるようでしたら、当工房のHP経由でお求めいただけますのでご検討いただければ幸いです。

今のところ実店舗はありませんので、ネット販売のみとなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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